2018年10月30日
治療のご案内
マタニティ歯科
『妊婦さんへ』
マタニティ歯科は、妊婦さんと産まれる前のお子さんの予防を中心とした診療項目です。
「赤ちゃんにカルシウムを取られて歯が弱くなっている?」
「虫歯があるみたいだけど治療はできるのかしら?」
「食生活が変わってしまった」
などなど。妊婦さんの抱える疑問を1つ1つ解決しながらねより安全に歯科治療を行っていきます。
妊娠中には使えないお薬などもあるのは確かですし、治療の制限もありますが、妊婦周期やアレルギー等を確認しながら、リラックスしてベストな治療を受けていただくよう考えていきます。
なお、麻酔は基本的に局所で分解されますので、問題が無いことがほとんどです。ご安心して治療をお受けください。
■妊娠中治療の最適時期
妊娠初期は重要臓器が形成される時期ですのでこの時期は基本的に応急処置にとどめています。
歯科治療には安定期の3~8ヶ月の間が良いといわれています。精神的・身体的に安定している時期のためで、なるべくこの時期に治療を終わらせるように治療計画を立てていきます。
妊娠後期は出産が控えてきますので身体的にきついですので、無理をされない程度まで行っていきます。
『産まれてくるお子様のため、マイナス1歳からの虫歯予防を!』
マタニティ歯科では、妊婦さんだけでなく、お腹の中で育っているお子さんや出産後に授乳中のお母さんも対象としています。
■お母さんの口腔内健康を守りましょう
妊娠初期には体調がすぐれないことが多くなります。 吐き気などのため、歯がうまく磨けない場合があります。
このために虫歯や歯周病が発症しやすくなるので、医院で口腔内をチェックして予防や治療をすることで最適な口腔内状態を保っていきます。
また妊娠中には「妊娠性エプーリス」と呼ばれる歯肉の腫脹が現れる場合もあります。
歯磨きは痛くて無理ですし、歯周病に移行する原因にもなりますので、原因となる腫脹をレーザーなどで切断し口腔内清掃をしていきます。
■お子さんの口腔内環境を守りましょう
産後間もない赤ちゃんの口中には虫歯などの細菌はいません。虫歯菌は1歳7カ月~2歳7カ月くらいをピークに、周りの大人の口から感染していきます。
虫歯菌がうつるリスクを減らしておけば、お子様の感染年齢を遅らせて予防にも繋がっていきます。
乳歯の形成は胎生期7週目から始まるので、乳幼児の健康な口腔を確保するためには“マイナス1歳”からの良好な口腔内環境を作ることが大切です。 当院では、お母さんとお子さんのお口の健康を守れるよう、スタッフ全員力になれるよう努力していきます。