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2019年02月18日

イベント&研修情報

第6回ミネラル有害金属セミナー

2月17日、秋葉原開催の「第6回有害金属セミナー」に参加してきました。
目的は、AGEsと歯科金属の有害性について学ぶためです。
AGEsは食事などで過剰に摂取した糖とヒトのカラダを主に構成しているタンパク質が結びつくことで体内に生成される物質で、最終糖化産物(Advanced Glycation Endproducts)と呼ばれています。
ヒトの加齢現象や健康に関わる物質で、肌、血管、骨なども主にタンパク質からできており、このタンパク質が糖と結びついて、糖化が進むとタンパク質は本来の働きができなくなり、カラダの機能に様々な変化が生じます。

歯科金属の有害性についてですが、歯科で使用する金属には銀やアルミニウムなどが含まれており、それに対してお口の粘膜や皮膚にアレルギー反応を生じる患者さんがいらっしゃいます。
やっかいなのは、それらは自然には体外に排出されrない、ということです。
できるかぎり口の中には歯科用金属を使用しないほうが良い、とセミナーで報告されていました。
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また、東京医科歯科大学同門の姫野先生もご講演されていました。
テーマは線維筋痛症におけるキレーション療法、でした。
歯で痛みを感じるが、歯が原因でない疾患の一つに線維筋痛症があります。
歯が原因でないのに、歯が痛いと患者さんは訴えるために、鑑別診断、治療がとても難しい疾患です。
姫野先生は、食事指導やサプリメント使用などの栄養療法と、ピロリ菌の除菌、EDTAキレーションなどを駆使して治療していました。
「エビデンスも大事だが、患者さんが治る方がもっと大事」という言葉が印象的でした。

姫野先生はクリニック初診時に、お口の中を診察して金属があれば歯科で金属を除去してから治療を開始するそうです。
当院でも歯科金属を除去して修復するメタルフリー治療、サプリメント処方などの栄養指導を行っております。
興味がある方がいらっしゃいましたらスタッフまでお声がけください。

歯科医師 東